生きるのがつらい毎日に、心が安心して帰る場所を   

福岡 心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー) 前田 ひとみ

人の軌跡

こんにちは。

 

 

 

 

福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田 ひとみです。

 

 

 

 

風薫る5月ですね(*´꒳`*)

 

 

 

 

しかし、5月はこんなに暑かったですかね。。。( ̄◇ ̄;)

 

 

 

 

 

紫外線に耐えきれず、裸眼のわたしは(裸族ではありません!)よくサングラス代わりに眼鏡をするんですが、家をよくよく見てみると、あちこちに伊達メガネが。。。

 

 

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とんだ芸能人気どりではないんですが、あれこれかけて鏡の前で色々とファッションショー気分を味わいました。

 

 

 

 

変身願望も、「今ではない自分になりたい」ための変身でなければ、変化を楽しむアソビゴゴロになりますね。

 

 

 

 

 

わたしの変身願望はメガネだったんたなーとふと感じた五月晴れだったのでした。

 (ちょっと五月蠅的なひとりごと。。。)

 

 

 

 

 

 

 

さて、今日は「人の軌跡」というタイトルです。

 

 

 

 

先日、「奇跡の人」というサリバン先生とヘレンケラーの物語を描いた舞台を観に行ってきました。

 

 

 

 

実は、わたしは詳しい内容はあまり知らずに観に行ったんですね。

 

 

 

 

終わってみると、感動、感動、感動でした!!!

 

 

 

 

言葉に意味を与える。

そこから世界が広がる。

生きるために、世界を知る。

たったひとつの言葉であなたの手に世界を乗せてあげることができる。。。

 

 

 

 

見えない・聞こえない・話せない。。。

そのヘレンケラーに対して、家族は不憫でならずいつも彼女の思うままに生活をさせており、でも自分を表現できないヘレンはいつも暴れ、自分と世界との繋がりを感じることができません。

 

 

 

 

食事も家族のお皿から好きなものを取って回って食べ、思うようにならないと暴れるヘレンに手を焼き、静かな時と平穏を求め、サリバン先生に望みを託します。

 

 

 

 

 

ところが、サリバン先生は自分の思い通りにはさせてはくれず、ヘレンは抵抗します。

 

 

 

 

そして、なによりヘレンの家族が彼女を甘やかしてしまいます。

 

 

 

 

 

そんな両親にサリバン先生は伝えます。

 

 

 

 

「目が見えない、話せない、耳が聞こえない、その障害よりも、

甘やかされる、憐れまれる、それが彼女にとって1番の障害になります!」

 

 

 

 

両親は、「ヘレンはもう十分に苦しんでいるんだから、かわいそうなんだから、ヘレンの好きにさせてやってほしい」と、そうサリバン先生の思いをはね返します。

 

 

 

 

親にとって、子どもがつらそうに苦しみ、もがいている姿を見ることは何よりつらいことです。

 

 

 

 

しかし、それが誰のためであるのかはとても重要です。

 

 

 

 

 

この子がこれから先の人生を生きていく上で、必要なことを知らず、学ぶ機会もなかったら、どうなってしまうだろうか。。。

 

 

 

 

どれだけ嫌がり、抵抗してもそれは子どものために教えないといけない。

 

 

 

 

 

 反対に、親が不憫に思うがゆえに、自分の中の罪悪感を感じさせないために、子どもに好きにさせておくのであれば、それは親のためです。

 

 

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どちらがヘレンのためになるのかを、サリバン先生は訴えるワケです。

 

 

 

 

サリバン先生は、自分の中にある孤独や寂しさ、そして弟を救えなかったという罪悪感の中で生きていました。

 

 

 

 

また、ヘレンケラーも見えない、聞こえない、話せないという自分ひとりの孤独の世界や寂しさ、自分自身の存在への罪悪感を抱えて生きていました。

 

 

 

 

その2人が出会うことで、自分が失ってきたものに気がついていきます。

 

 

 

 

 弟を失った悲しみ、罪悪感を持つことで幸せを失い、孤独を感じることで安心感を失い、自分自身を見失って生きてきたサリバン先生。

 

 

 

 

だからこそ、目や耳や話す機能を失い、自分の尊厳や価値を見失っているヘレンに世界との新しいつながりを伝えたかったのではか、とわたしは思うんです。

 

 

 

 

その想いが、最後にヘレンに言葉と意味とをつながせた。

 

 

 

 

「Water!!!」と水を触りながら、言葉の意味を理解した。

 

 

 

 

 

ヘレンが、自分と世界がつながった瞬間だったのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

サリバン先生は失った自分をヘレンの中に重ね、自分を取り戻し世界と繋がりなおすことで、自分自身も再生していった。

 

 

 

 

 

子どもの頃の親子関係で経験できなかったこと全てを、実際の親子関係でやり直す必要はないと思います。

 

 

 

 

学びなおして、その経験と自分自身を取り戻し世界と繋がりなおしていくことは、親子の間でなく、サリバン先生とヘレンケラーの関係でも成り立ったんですね。

 

 

 

 

自分の失った多くのものが、子ども時代から積み重なってきた想いです。

 

 

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学びなおし、回復するためにはその時に何を思い、感じ、刻んだのかを、その時と同じ強さと深さで感じることです。

 

 

 

 

 

その時にそれを誰に話し、誰と共に感じるのかが大切なんです。

 

 

 

 

 

失ったものを元の状態に戻すのが回復ではないんです。

 

 

 

 

 

そうすると、取り返すことが目的になってしまいます。

 

 

 

 

サリバン先生がヘレンの回復で自分自身を再生したように、自分の失った想いを過去の元の場所に返して、今の世界と繋がりなおす軌跡が再生です。

 

 

 

 

喪失は、時間と共に勝手に回復はしません。

 

 

 

 

自分の失ったものを感じ、安全に表現すること。

 

 

 

 

わたし自身、身に染みてこれは感じます。

 

 

 

そして大きなものを失った時ほど、自分にとって必要なものが分かる時でもあります。

 

 

 

自分は、

 

 

 

誰と

 

 

 

どこで

 

 

 

何をしたいのか

 

 

 

 

自分で選んでいく。

 

 

 

 

その機会がやってきた時とも言えますね。

 

 

 

 

今まで自分が歩いてきた軌跡、それを変えることは出来ません。

 

 

 

 

それでも、これから歩いていく軌跡は自分で作っていけます。

 

 

 

 

共に歩いていく伴走者のひとりに、リトリーブサイコセラピーがあるとわたしは思っています。

 

 

 

今の喪失は、過去からの積み重ねです。

 

 

 

それを見ないように、感じないように、表現しないようにしてきた軌跡から、見て、感じて、味わって、表現する軌跡へと、自分が選んでいけるといいですね。

 

 

 

 

 

 

 

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お知らせ

 

 

 

只今、モニターさんを募集しています!!!

 

 

わたしはこのリトリーブサイコセラピーで命を救われました。

 

 

 

それは、自分の喪失からの再生でした。

 

 

 

たくさんの失ったもので傷ついた心が回復していくよう、自分の精一杯でカウンセリング・心理セラピーをさせていただきます!!!

 

 

 

お申し込みは、こちらからどうぞ↓↓↓

 

 

 

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