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福岡 心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー) 前田 ひとみ

自分から、去る 〜目の前の人、それって誰ですか?〜

福岡の心理セラピスト(リトリーブサイコセラピー)の前田 ひとみです。

 

 

コロナウイルスの影響が日が経つにつれ、出てきていますね。

 

 

職場でも、家庭でも、プライベートでも、多くの予定変更を余儀なくされることもあるでしょうね。

 

 

どの対応が正解で、どれが不正解かはその人の置かれた状況によって変わりますよね。

 

 

揺れると思います。

そして、揺れていいんだと思います。

 

 

その中で自分なりに、今の自分が何を思い、何ができるのかは、考えていきたいですね。

 

 

家に居る時間が増え、テレビやDVDやYouTube等を見るという方もいるかもしれませんね。

 

 

ひと昔前、テレビで、月曜9時にOLが街から消える(さすがに古めかしい)と言われたドラマをご存知でしょうか???

 

 

不朽の名作「東京ラブストーリー」でございます。


違いや、すれ違いや、すれ違い。。。



そんなもどかしさと、天真爛漫な赤名リカのキャラクターにゾッコンになった(90年代表現が止まらない。。。)視聴者がたくさんいました。

 

 

 

そんな名作「東京ラブストーリー」、わたしもOLではない年代ながらもハマっておりました。

 

 

 

なんか、おっとなー♡的な背伸び感覚で見ていたんですが、ハマったのは心理の面から言うとそれだけではなかったのではないかなーと思います。

 

 

リメイクの話を聞き、驚きと共に懐かしさも感じつつ、十数年後に自分も社会人になり、カンチの母校やあの涙のお別れの駅に足を運んだ(行ったんです、愛媛まで♡)わたしとしては

興味津々でした。



愛するカンチのために自分から愛する人の元を去る、そんなリカの姿に感動を覚えた人も数多くいましたが、果たしてそのリカの選択は

美徳でしょうか?

愛でしょうか?

それとも?

 

 

今日はそんな心理、

「自分から、去る 〜目の前の人、それって誰ですか?〜」というテーマで書いていきます。

 

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あなたはこんなことはないですか?

 

  • 人が怖い
  • 人が信じられない
  • 人はどうせ自分を裏切る
  • 自分の愛情は受け取ってもらえない
  • 見捨てられる前に自分から去る

 


この感覚をずっと持っていると、人と人間関係を築くことはできたとしても、関係を深めていく時、深まっていく時という継続の関係が難しくなってしまいます。


 

自分の望んだものが手に入りそうだったり、目の前にあると、途端に急ブレーキがかかってしまったりもします。

 

 

 

なので、最終的に自分の望みとは違う結果になってしまいます。

 

 

 

それなのに、大切な人やものを目の前にして、その大切さを感じそうになると、手に入れるどころか自分から去ってしまう。。。

 

 

 

大切なものを手にしたいのに、気がついたら自分から手放してしまっている。

 

 

 

だから、後付けのように「相手のため」なんて言いながら、いつまでも自分の心は満たされない気持ちを抱えてしまう。。。

 

 

<本当の問題は何か?>

 

自分から愛する人の元を去る、この本当の問題は投影にあります。

 

 

投影とは、自分自身の心の動きを目の前の相手に重ねて見てしまうことを言います。

 

 

 

自分から、本当は望みもしないのに相手の幸せのためとかいう大義名分で愛する人の元を去るのは、自分が愛する人から捨てられたと感じた過去があるのかもしれません。

 

 

その幼い頃の傷や痛みがそのままになっていて、今、自分の目の前にいる人との関係が、過去の自分の親との関係になってしまっているんです。

 

 

その傷や痛みを再び感じたくなくて、目の前の相手から自分が捨てられるくらいなら、その痛みを味わうくらいなら、相手のためと言いながら自分からその人の元を去る方がまだマシだと思っているんです。

 

 

 

人と関係性を築くことはできたとしても、どうせいつか相手から捨てられるような価値のない自分を信じていないし、相手のこともいつか自分を捨てるに違いないと信じることができません。

 

 

 

なので、関係性の継続がとても難しいものになります。

 

 

こう言うと、信じることが出来ずに苦しんでいるように見えますが、犠牲的に見えて実は、

 

傷つかないように

捨てられないように

怖さを感じないように

価値のない自分がバレないように

愛されない絶望を見ないように

 

必死になって、

自分から去り、

本音を捨てることで、

自分を守っているんです。

 

 

 

自分から去ってしまわないと、この感じたくない感情に押しつぶされたり、自分が壊れたりしてしまいそうで、そっちの方がずっとずっと怖くてたまらないんです。。。

 

 

<このまま続くとどうなるか?>

 

このままずっとこの感覚を持ち続けると、いつも大切な人を大切にし、大切にされる関係性を望みながらも、続いていく人と人との関係性を信じていくことができません。

 

 

 

そもそも自分を信じることができないので、その信じられない気持ちを目の前の相手に重ねてしまいます。

 

 

 

いつか自分は捨てられてしまうという怖さを目の前の大切な人に重ねてしまい、自ら関係を壊し、去っていくことを繰り返してしまいます。

 

 

 

なので人間関係が長期的な温もりのあるものでなく、単発的な形だけのその場限りのものになってしまいます。

 

 

 

幼い頃に感じたくなかった、ずっと抑えつけてきた思いや恐怖を、大人になっても目の前の人に対して重ね続けてしまうんです。

 

 

 

押さえ込んできた思いや恐怖は、とても大きな感情の力となります。

 

 

 

なので人を求めているにも関わらず、この抑え込んだきた思いや恐怖に飲み込まれ、結果ひとりや孤独を自分から選んでしまい、どうせ自分はこうなんだと諦めていってしまうんです。

 

 

もう、どうでもいいや。

いつものことだし。

 

 

そうやって自分が自分を捨てていってしまいます。。。

 

 

<解決に向けて>

 

この問題は、自分の幼い頃に誰とのどんな関係に傷があるのかを見てみることが解決への一歩目になります。

 

 

そしてその痛みを、その時と同じ深さで感じていくこと。

 

 

そうしていくことで、自分の傷は癒されていきます。

 

 

感じたくないほどの傷や痛みや怖さは、癒されたくてあなたにずっと訴えかけてきたんです。

 

 

 

ひとりで受け止められないほどの怖さは、ひとりで受け止めなくていいんです。

 

 

 

ひとりでできないことは、助けてもらっていいんです。

 

 

 

その自分へ向き合う覚悟が、自分の人生を変えていきます。

 

 

 

だって、カンチは最後にリカと歩いていく決意をして追いかけて行ったんだもん。

 

 

 

なのに、リカは自分から去ってしまった。

 

 

 

きっとリカが、自分の傷を癒し、等身大の自分も相手もそのまま信じることができていたら。。。

あの切ないラストはなかったでしょうね。

 

 

 

物語ならまだしも、自分の人生という物語がいつも切ないラストシーンなのはどうでしょうか???

 

 

 

自分が望むならそれでいいですが、少なくともハッピーエンドを望むのなら、

 

 

 

自分が目の前の人に

誰を、

どんな気持ちを、

重ねているのかを見てみることで、問題は解決へと向かいますよ。

 

 

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taiyotoniji.hatenablog.com

 

 

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